人手不足に悩む中小企業
「人材を採用したくても採用できない…」
「求人広告を出しても一人も応募がない…」
「このままでは人手不足で事業を続けることが出来ない…」
と人手不足に悩む中小企業は、65%と極めて高い数字になっています。
(日本商工会議所2022年実施したアンケート調査)
業種別でみると、「建設業」77.6%、「運輸業」76.6%、「宿泊・飲食業」73.9%と高く、少子化、専門的な技能・技術を持つ人材の減少、業務環境などそうしたことが影響する業種においては厳しい状況になるでしょう。

外国人労働者の採用を考える
その人手不足の解決策として、「外国人採用」を考える事業者は少なくと思います。
現に、外国人を採用(雇用)している企業は年々増えています。
外国人を雇用する事業所は過去最高を更新
出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月)より
上図にありますように、外国人を雇用する事業所298,790所(前年285,080所)。 前年比で13,710所増加し、過去最高を更新しています。
中小企業にとっての外国人労働者
30万弱の事業所(企業)が外国人労働者を雇用していますが、事業所規模別にみると「30 人未満」規模の事業所が全体の 61.4%であり、「100人未満」規模までですと、全体の80%近くを占めます。
中小企業にとっては、外国人労働者は欠かせない存在になりつつある、と言っても過言ではありません。
外国人を雇用する産業別の割合
出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月)より
産業別の割合は、「卸売業、小売業」が 18.6%、「製造業」が 17.7%、「宿泊業、飲食サービス業」が 14.4%となっており、先の日本商工会議所の調べとかなり重なる結果となっています。
外国人労働者は中小企業にとって救世主になるのか?
多様な働き方を求める人たちが増えた今の日本では、特に若い人材の確保が難しくなっています。
中小企業であれば、それが顕著であることは先の調査結果でも分かるとおりです。
そうした中、労働力の確保をするために外国人労働者はその救世主に成り得るのでしょうか?
このことについて考えてみたいと思います。

まず、外国人労働者を採用・雇用するメリットは何でしょうか?
・特に若い人材の確保が難しい業種にとっては人材不足解消につながる
・企業規模にかかわらず日本人より採用しやすい
・求人費用の削減につながる
・地方に偏見がない
・インバウンド需要に対応できる
・外国人労働者を採用することで労働環境を見直すきっかけになる
・多様な人材を受け入れることで社内の雰囲気が良くなる
等々、メリットはあります。
また心理面として、異国の地に来て一生懸命に働く「外国人労働者」が、かつての自分たちの働く姿と重なり、積極的に受け入れをする企業も少なくありません。
一方で、外国人労働者を採用・雇用する上での難しさは…
・文化や習慣の違いがある(のを認識する)
・コミュニケーションの難しさ(日本語の問題もある)
・ 社内の受け入れ体制の準備が必要
・雇用するにあたり外国労働者ならではの手続きやルールがある
・外国人労働者へのサポートが必要
等々、留意しておくことがいくつかあります。

今後、益々少子高齢社会が進む日本においては、若くて優秀な人材を確保することは容易ではなく、その代替として外国人労働者の採用を積極的に検討していく必要が出てくることでしょう。
しかしながら、安易に外国人労働者の受け入れをするのではなく、外国人労働者の採用・雇用のメリット・デメリット(難しさ)をよく理解し検討したうえで、そして自社にとって外国人労働者は必要であると判断されてから行動したほうがよいと思います。
10年後、20年後、外国人を雇用する企業は増え、外国人と働くことがスタンダードになる日が来るかもしれません。
弊社(株)スーパーホテルクリーンは、これまで24カ国から5,000人以上の外国人を採用・雇用してきました。
この実績からも、また実態から言っても外国人労働者は弊社にとって単に人材不足を補うだけでなく、それ以上に戦力としてなくてはならない存在であります。
外国人採用について検討されている企業様は、お気軽にお問い合わせください。
外国人労働者の採用サポート
株式会社スーパーホテルクリーン
キャリア・サポート・ジャパン事業部
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